メンズワックスの付け方は何から?初心者でも重く見えない整え方

朝の洗面台で少量のワックスを使って髪を整える男性のアイキャッチイラスト

ヘアワックスを買ってみたものの、いざ使うと「ベタつく」「前髪が割れる」「時間がたつと重くなる」と感じる人は多いです。ワックスは便利なスタイリング剤ですが、最初から髪につけすぎたり、乾かす前に使ったりすると、思ったより扱いにくくなります。

初心者がまず覚えたいのは、商品選びよりも使う順番です。髪を乾かして形を作る。少量を手に広げる。後ろや内側からなじませる。最後に前髪とサイドを整える。この流れを知っておくだけで、重く見えにくくなります。

この記事では、メンズワックスの付け方を初めて学ぶ人向けに、朝の準備から仕上げ、失敗しやすい原因、外出前の見直しまで、少し詳しめに整理します。

目次

ワックスは髪型を作る前の仕上げに使う

ワックスをつける前にドライヤーとコームで髪を乾かす男性のイラスト

ワックスは、濡れた髪を一から形にするものというより、乾かして作った土台を仕上げるためのものです。寝ぐせが残ったまま、または髪が湿ったままつけると、毛束が重くなりやすく、トップがつぶれたり前髪が割れたりします。

朝の流れは、まず髪を軽く濡らして寝ぐせを直し、ドライヤーで根元を起こしながら乾かすところから始めます。トップはふんわり、サイドは広がりすぎないように、手ぐしで方向を作りながら乾かすと、その後のワックスが少量でもなじみやすくなります。

初心者ほど、ワックスをたくさんつければ形が決まると思いがちです。けれど、実際には乾かし方でおおまかな形を作り、ワックスは毛先や表面の動きを整える役割にしたほうが自然です。乾かす段階でシルエットが整っていないと、ワックスで無理に固めることになり、時間がたつほど崩れが目立ちます。

資生堂系ブランドのunoでも、スタイリング例の中で、スタイリング剤を手のひらや指の間になじませ、髪全体へ広げてから毛流れを整える手順が紹介されています。具体的なスタイル別の流れを見たい人は、unoの好印象ナチュラルショートのスタイリング解説も参考になります。

最初の量は少なめから足す

少量のワックスを指先で取る男性の手元イラスト

ワックスで失敗しやすい原因のひとつが、最初の量です。髪が思うように動かないと、つい多めに取りたくなりますが、一度つけすぎると戻しにくくなります。初心者は、足りなければ足すくらいの感覚で始めるほうが扱いやすいです。

目安としては、まず指先に少し取る程度で構いません。短髪ならかなり少量から、ミディアム寄りなら少しずつ足していきます。髪の長さ、毛量、ワックスの硬さによって必要量は変わるため、毎回同じ量に固定するより、仕上がりを見ながら調整します。

ワックスで失敗しやすいつけすぎ前髪からつける濡れたまま使う原因を示した日本語図解

つけすぎると、髪が束になりすぎたり、頭皮に近い部分まで重く見えたりします。特に前髪は量の影響が出やすく、少し多いだけでも割れたり、額に貼りついたように見えたりします。前髪が気になる人ほど、最初から前に塗るのではなく、後ろやトップになじませたあと、手に残った分で整えると自然です。

また、ワックスの種類によっても印象は変わります。マット系はツヤが控えめで軽く見えやすく、ファイバー系は動きや束感を出しやすい一方で、つけすぎると重く見えることがあります。ジェル寄りやグリース寄りのものはツヤが出るため、ビジネス寄りに整えたい日には合いますが、ラフに見せたい日には強く見えることもあります。

手のひらと指の間まで薄く広げる

ワックスを手のひらと指の間に薄く広げる男性の手元イラスト

ワックスを取ったら、すぐ髪につけるのではなく、手のひら全体に薄く広げます。ここでムラがあると、髪の一部だけに固まってつき、ベタつきや白っぽさの原因になります。

手のひらだけでなく、指の間、指先までなじませるのがポイントです。髪は面で触る部分と、指先でつまむ部分の両方があります。手のひらにだけワックスが残っていると、表面にベタッとのりやすく、指先にだけ残っていると毛束が細かくなりすぎることがあります。

広げるときは、両手をこすり合わせて、ワックスの白さや固まりが見えにくくなるまでなじませます。硬めのワックスは、手の温度で少しやわらかくしてから使うと髪に伸ばしやすくなります。急いでいる朝ほど、このひと手間を省くと仕上がりが雑に見えやすいです。

手に広げたあと、いきなり前髪や顔まわりから触らないことも大切です。顔まわりは人から見られやすいぶん、失敗したときも目立ちます。まずは後ろ、トップ、サイドの内側に軽く入れ、手に残った量で顔まわりを整えるほうが、初心者でも失敗しにくくなります。

後ろと内側からなじませて全体に広げる

後ろと内側からワックスをなじませる男性のイラスト

ワックスは、最初に見える前髪からつけるより、後ろやトップの内側からなじませるほうが自然です。後頭部やトップは、ボリュームがつぶれると全体が平たく見えやすい場所です。ここに軽く空気を入れるようになじませると、正面だけでなく横や後ろから見た形も整いやすくなります。

使うときは、髪の表面だけをなでるのではなく、手を少し髪の中に入れて、根元ではなく中間から毛先へなじませます。根元や頭皮にベタッとつけると重くなりやすいため、髪を軽く持ち上げながら、毛先を中心に動きを出すイメージです。

メンズワックスの付け方を乾かす手に広げる後ろからなじませる前髪を整える4ステップで示した日本語図解

順番としては、乾かす、手に広げる、後ろからなじませる、前髪を整える、という流れが扱いやすいです。慣れないうちは、鏡で正面ばかり見てしまいますが、サイドと後ろも軽く確認しましょう。後ろがつぶれていると、正面の前髪だけ整っていても全体のバランスが弱く見えます。

髪が硬い人は、少しずつ握るようになじませると動きが出やすくなります。髪が柔らかい人は、強く揉み込みすぎるとつぶれやすいため、表面を軽く持ち上げるくらいで調整します。毛量が多い人は内側が重くなりやすく、毛量が少ない人はつけすぎると地肌が見えやすくなるため、髪質に合わせて力加減を変えることも大切です。

前髪とサイドは最後に細かく整える

前髪とサイドのシルエットを鏡で確認する男性のイラスト

前髪は、ワックスの量が多いと最も失敗が目立ちやすい部分です。最初に前髪からつけると、毛束が太くなったり、額に貼りついたり、左右に割れたりすることがあります。前髪は、全体になじませたあと、手に残った少量で整えるくらいが自然です。

前髪を上げたい場合は、ドライヤーで根元を起こしてから、毛先だけを軽く整えます。下ろしたい場合は、重く見えないように毛先を少しずつつまみ、額にべったりつけないようにします。分けたい場合は、分け目を強く作りすぎず、手ぐしで流れを作ってから指先で整えると、作り込みすぎた印象になりにくいです。

サイドは、広がりを抑えたい場所です。ただし、手のひらで強く押さえるだけだと、表面だけがつぶれて不自然になることがあります。サイドの内側に軽く手を入れて、上から下へ流すように整えると、横幅が落ち着きやすくなります。

ツーブロックやもみあげまわりが伸びている人は、ワックスだけで無理に隠そうとすると重く見えやすくなります。ツーブロックがすぐ伸びるときの整え方や、男性のもみあげがすぐ伸びる原因と対処法も合わせて読むと、髪型全体の見直しがしやすくなります。

外出前と帰宅後まで含めて整える

ワックスとコームとドライヤーを並べたメンズヘアセット習慣のまとめイラスト

ワックスの付け方は、朝つけて終わりではありません。外出前に、正面、横、後ろを軽く確認するだけで、整え残しに気づきやすくなります。特に後頭部、耳まわり、襟足は自分では見落としやすい場所です。

外出先で崩れたときは、いきなりワックスを足すより、まず手ぐしで流れを戻します。汗や湿気で髪が重くなっている状態にさらにワックスを足すと、かえってベタついて見えることがあります。どうしても直したい場合は、指先にごく少量だけ取り、毛先だけを整えるくらいにします。

帰宅後は、髪についたワックスを落とします。ワックスが残ったままだと、翌朝の寝ぐせやベタつきにつながりやすくなります。洗うときは、いきなりシャンプーをつけるより、ぬるま湯で髪全体をよくすすぎ、スタイリング剤を浮かせてから洗うと落としやすくなります。

ヘアセットは、上手に見せるための特別な技術というより、朝の身だしなみを安定させる小さな習慣です。乾かす、少量を手に広げる、後ろからなじませる、前髪とサイドを最後に整える。この順番を守るだけで、初心者でも重く見えにくい自然な仕上がりに近づきます。

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